■ブレーキフルードの交換 エア抜き - スズキ ワゴンR スティングレー MH34S
写真は右リアをジャッキアップしたところですが、ブレーキフルードの交換やエア抜きをする場合の順番はマスターシリンダーから遠い順。 つまり左リア - 右リア - 左フロント - 右フロントの順に作業をします。
右リアで説明します。ドラムブレーキの後ろ側にあるゴムキャップを外します。
赤丸のニップルの8mmのナットを僅かに緩めます。
緩めたら「ワンマンブレーキブリーダーボトル」のアダプターをニップルに被せて装着します。
ブレーキフルードは純正指定のDOT3規格のものを使用します。走り屋さんだとDOT4を選びたくなる傾向があるようですがこれは間違い。 ただしサーキット走行をする場合やちょくちょくブレーキを踏む人ような人はDOT4を選択したほうがいいかもしれません。
マスターシリンダー。
新品のブレーキフルードを少し足します。漏斗を使うと漏れずに足せます。
※MAXとMIXの範囲内に収めてください。
ブレーキペダルを数回踏みます。 そうするとワンマンブレーキブリーダーボトルに古いブレーキフルードが排出されます。 この足しては排出の作業を数回繰り返します。 最後の排出が終わったらニップルのナットを閉めます。 赤矢印は排出したブレーキフルードの逆流を防ぐためのワンウェイバルブです。
こちらはフロントブレーキのニップル。
ワンマンブレーキブリーダーボトルがあるとひとりで簡単にブレーキフルードの交換とエア抜きができます。 4か所とも作業が完了したらエンジンを掛けてブレーキペダルを踏み込みます。 そうすると奥まで踏み切れてあれっと?っと思うかもしれないけど数回踏み込んでください。 段々踏み込めなくなるはずです。 そしたら完了。 最初のうちは人気のないところで低速でのブレーキを繰り返し慎重に走行テストをして下さい。